ドナウエッシンゲンの現代音楽の音楽祭
こんにちは!ご無沙汰しています!
ここ約1か月間、ドナウエッシンゲンで毎年行われている現代音楽の音楽祭のための練習で、土日を除きほとんど毎日練習がありました(>_<)
現代音楽の音楽祭なので弾くのはもちろん現代音楽。。。てかここに入ってからただ一度だけロマン派の音楽を弾いたけど、それっきりでずっと現代音楽漬けの毎日です。
9月に現代音楽が大好きな高校以来の友達がフライブルクに来たのですが、彼女のおかげで現代曲に前より興味を持ち始めた私。でも何が大変って、私は一番譜読みに苦労するのです。ロマン派や近代のよく知られている音楽って、CDが出ていたりYouTubeにのっていたりするからどんな曲かを全体練習の前に知ることができるのです。
私は初見演奏が苦手だし、要領もいいほうじゃないから、オケをやるときは予習をたくさんする必要があります。その時に音源があるとかなーり助かるのですが、毎回現代音楽で音源がない曲なので(しかもたまに演奏不可能なものもある)必然的にどうやったら効果的か、どういう手順でやるかなどを考えるようになりました。今まで「苦手だから」と練習することで埋めてきたものを「効率的にどうするか」考えてやらなければいけなくなったのです。
そのおかげで、ようやく現代曲を演奏するときの譜読み・演奏のコツみたいなことを、少しだけでもできるようになってきました。
あと、前よりも現代曲についても知ることができてきたと思います。でもいまだに、よく変わる拍子やテンポに指揮をみてちゃんと数えて演奏することは苦手。本当に団員さんは慣れていてすごいなーっていつも感心してしまいます(>_<)これは今後の課題ですね。
音楽祭の行われたドナウエッシンゲンの写真。
ドナウエッシンゲンはフライブルク含めここ一帯のSchwarzwald(黒い森)の一角にあります。ドナウ川の源泉があるみたいですね。ローカル線(Showarzwaldbahn)を乗り継いで来たのですが、ここ一帯の豊かな自然の中を通るこの鉄道は、ただ景色を眺めるだけで本当に心が洗われました。
音楽祭はこのドナウエッシンゲンで行われたのですが、私はここからちょっと電車で約10分のところのVillingenという街のホテルに泊まりました。小さくてかわいい街です。
カフェにいた白い犬がかわいくてついつい撮ってしまった写真。笑
変わった噴水。
土曜日の正午ぐらいに通りかかったらMarkt(市場)をやっていた。
おそらくキャベツ。見たことがないのでパシャリ。
ドナウエッシンゲンでのコンサート会場に向かう途中、猫に出くわして、「ニャーニャー」と、かわいい鳴き声で「餌くれ」とせがまれました。
今回の音楽祭で、団員のわりと色々な人とお話しできたと思います。ここは大きな変化かな・・・・!もっとドイツ語を勉強しようと思いました!
音楽祭の開催に伴い、現代曲の楽譜をいっぱい売っているスペースも設けられていました。音楽祭にはヨーロッパからたくさんの作曲家が集まって、フライブルクからも学生が聴きに来ていました。彼らは韓国人の作曲の学生だったのですが、帰りの電車が一緒で韓国語を勉強したいと思っていると言ったら快く優しく教えてくれました!でも私の韓国語は本当に一からなので、「私の名前は〇〇です。」と「私は〇〇歳です。」と数字でいっぱいいっぱい。にしても、語順が一緒だから助かりますね・・・(笑)教えてくれた子の方が私の韓国語の知識よりも日本語について知っていて、色々聞かれたり、逆に聞いたり。私は韓国ドラマの歴史ものが好きなので、「きれい」と「かわいい」は違うことを説明するときに、「チャングムはきれい、トンイはかわいい」って言ったらわかってくれて、「ミシルもきれい だよね?」と言ってくれて、こういうことでわかったりするのが楽しかったです(>_<)
こういうのって楽しいし、国は違っても感受性は一緒だなって思います。文化とかが違うだけで。
ついに先週から学校が始まりました。オケの仕事にも慣れてきたし、不安はさほどないのですが、全部できるかぎり最大限の努力をして頑張ろうと思います!